アキレス腱は、下腿のふくらはぎの
●腓腹筋(ひふくきん)
●ヒラメ筋
が合流し、その下方で
●アキレス腱組織
となって形成されている人体最大、かつ人体で最も強靭な腱組織です。
まずアキレス腱の構造を理解するためにアキレス腱の簡単な図を作成しましたのでチェックしてみましょう。
ふくらはぎにある腓腹筋は大きな2つの筋頭を持つ速筋繊維の割合が高い二頭筋です。
そしてヒラメ筋は持久力の高い遅筋繊維の割合が高い筋肉で、この腓腹筋とヒラメ筋をあわせて下腿三頭筋と呼びます。
この下腿三等筋の3っつの筋頭(きんとう)はやがて合流しアキレス腱組織となります。
更にアキレス腱はかかとの骨である踵骨(しょうこつ)の上端から後ろ面にかけて付着し、足関節の底屈運動を行います。
アキレス腱の断裂をしてしまった場合の手術は、基本的にアキレス腱をつなぎ合わせる
●アキレス腱縫合手術
と呼ばれるを行います。
アキレス腱縫合手術を選択する場合は、自分が実践中のスポーツ競技などへの復帰までに長い期間が必要となります。
アキレス腱縫合手術は
●アキレス腱組織が完全に断裂してしまっている場合
●時間をかけてでも完全な復帰を図る場合
に選択される手術方法であり、時間はかかりますが治療効果の高い手法です。
尚、このアキレス腱縫合手術は大きく大別すると、
●切開縫合手術
●皮膚の上から縫合する手術
の2つの手術方法が存在します。
当サイトではアキレス腱縫合手術の内容から、手術後のリハビリ、装具の利用に至るまで様々な角度からアキレス腱障害に関する情報を専門に掲載しております。