アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉である下腿三頭筋の下部からつながる人体の中でも最も強靭な腱です。
この腱は、踵骨と呼ばれるかかとの大きな骨の上端突起部分に付着しております。
実際に踵部分に触れるとアキレス腱の存在は容易に確認することが可能です。
この触れることの出来るアキレス腱部分は、腱鞘とよばれる腱を包み込んでいる組織です。
アキレス腱は、この腱鞘の内部を潤滑に行き来しているのです。
アキレス腱の炎症は、通常この腱鞘部分との磨耗、摩擦によって生じます。
尚、一般的に言われる
●腱鞘炎
とは、この腱を包み込んでいる腱鞘(刀で言えば鞘に当たる部分)の炎症の事を指します。
ですから、アキレス腱周囲炎も腱鞘炎のひとつなのですね。
尚、アキレス腱の場所は、下腿三頭筋の下部から始まり踵骨の先端部分の突起まで繋がっております。